簿記3級は意味ない?→メリットありまくりです
簿記3級取っても役に立たなかったら意味ないよね、、
取得した後のメリットがあれば知りたいな
せっかく簿記3級を取得しても、意味ない資格だったら悲しいですよね…。
当時の私も「3級は意味ない」といった意見を目にし、勉強する意味を見失いかけました(こういう意見に限って気になっちゃう)
でも実際に合格した身から言わせてもらうと、簿記3級は意味ありまくりです。
要は活かし方次第。
ということで本記事では
などについて、徹底的に解説していきます。
この記事を最後まで読めば、簿記3級も意味ある資格にできちゃいますよ。
- 簿記3級に94点で合格
- 簿記2級に90点で合格
- 多くの相談者が簿記に合格
- 経理部員として簿記を活用中
>>詳しい運営者情報
タップで開く▽
合格者からのメッセージをみる
Twitter(@aion1224up)にて数多くの合格報告をいただいています。
みなさんいつもありがとうございます。
簿記の合格証書を見る
簿記3級2級の合格証書です。
私の過去の悲惨な経歴を見る
- 大学偏差値40台
- 勉強が大の苦手
- 簿記に何度も挫折しかける
そんな私でも、簿記3級2級に合格しています。
大事なのは過去ではなく「これからどんな行動をしていくか」だと思っています。
今苦労している方も、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
簿記3級に関しては「簿記3級に合格する方法」で詳しく解説しています。
現代に合わせた学習法で、多くの方が高得点合格を勝ち取っている手法です。
「簿記3級が気になってる方」や「合格を目指したい方」はぜひ合わせてご覧ください。
簿記3級が意味ないと言われる理由
まず、なぜ「簿記3級は意味ない」と言われるのか。
その理由を徹底解説していきます。
取得している人が多いから
まず、簿記3級は取得している方が多いです。
以下直近の簿記受験者データを見ても分かるとおり、毎年約10万人の受験者が合格しています。
\統一試験/
回 | 受験者数 |
---|---|
164 (2023.6) | 31,818名 |
163 (2023.2) | 31,556名 |
162 (2022.11) | 32,422名 |
161 (2022.6) | 36,654名 |
160 (2022.2) | 44,218名 |
159 (2021.11) | 49,095名 |
\ネット試験/
期間 | 受験者数 | |
---|---|---|
2023.4~ 2023.9 | 102,672名 | |
2022.4~ 2023.3 | 207,423名 | |
2021.4~ 2022.3 | 206,149名 | |
2020.12~ 2021.3 | 58,700名 |
希少性も低いことから、取得しても「え!3級持ってるの?スゴ!」とはならないわけです。
「みんな持ってる=誰でも取得できる=それ意味なくない?」
こんなかんじで、短絡的にとらえる方が多いのが原因ですね。
転職に有利とは言えないから
簿記3級が転職に有利かときかれると、答えはNoです。
理由は
- 合格者が多く差別化にならない
- 簿記3級では経理実務レベルには若干遠い
簿記3級(入門) | 事業に役立つ |
簿記2級(中級) | 経理実務に役立つ |
簿記1級(上級) | 大手の経理部に通用する |
といった感じで「経理転職に有利なのは簿記2級から!」というのが正直なところ。
簿記=経理の資格といったイメージが強いので「転職に使えないなら意味ないじゃん!」と思われがちです。
とはいえ転職に有利にはなりづらい簿記3級でも、活用法はしっかりあります。
その辺は以下の記事で解説しているので気になる方はご覧ください。
履歴書に書くのは恥ずかしいと思われている
簿記3級は入門レベルということもあり
- 履歴書に書けない
- 書くのは恥ずかしい
といった声もあります。
よって「履歴書に書けないなら資格の意味なくない?」と思ってしまう方も少なからずいるのが原因です。
でも安心してください。
一部でそう思われているだけで、簿記3級は履歴書に書いてはいけないルールなんてありません。
むしろ
- 最低限の会計知識がある
- やる気が認められる
- 面接のネタになる
など、メリットになる場合も十分あり得ます。
自身を持って履歴書に書いてしまってOKですよ。
プラスになることはあっても、マイナスになることはないので大丈夫
簿記3級を取得して役立つメリット9つ
「取っても意味ない」といわれ不安にかられている方も安心してください。
簿記3級には以下9つのメリットがあります。
就職や転職に役立つ
簿記3級を持っていれば、就職や転職に役立ちます。
例えば
- やる気をアピールできる
- 会計への興味が示せる
- 「簿記3級以上」で募集している求人もある
- 企業の業績が把握できる
など、いろんな方向から役立たせることが可能です。
多くの人が持っている資格なので有利とまではいえませんが、活かし方次第で簿記3級は強力な武器になります。
簿記3級を就職や転職に活かしたい方は、以下の記事をご覧ください。
進路の選択肢が広がる
学生さんにも朗報です。
簿記3級を取得していれば、進路の選択肢が広がります。
その理由は以下の3点
- 大学の商学/経済/経営学部が狙えるようになった
- 授業の単位が簡単に取れた
- 新卒経理の内定が貰えた
学生のうちから進路に影響を与えてくれる資格はそうありません。
「何か資格取ろうかな~」「進路どうしようかな~」といった方は、とりあえず簿記3級を取っておくのもアリです。
若ければ若いほど、取得者も少なく貴重な存在になりえますよ。
周りとの差別化を図る意味でも、簿記3級は有効です。
会計の仕事が自分に向いてるか分かる
簿記を学ぼうとする方の中には
- 経理の仕事がしたい
- 税理士事務所で働きたい
といった方も多いはず。
こういった方が会計知識ゼロで働きはじめると「あれ、、なんか思ってたのと違う、、」となってしまう可能性も…。
これを防ぐために有効な資格が簿記3級。
会計の入り口とも言える簿記3級は、自分がその分野に向いているかの指標になります。
実際に3級に合格した後
「大変だった!でも数字が合う感覚がたまらなくタノシイ!」と思うか
「もう苦痛すぎる。二度と簿記は勉強したくない」と思うかで今後の選択肢も変わってきます。
はじめは簿記が苦痛に感じる人がほとんどだと思う。
「型がハマれば面白い!」って人も多いから、簿記の相性を判断するのは合格後がオススメだよ。
他の資格取得につながる
会計資格のスタートともいえる簿記3級は、
- 簿記1/2級
- 税理士
- 公認会計士
- 米国公認会計士(U.S.CPA)
- 建設業経理士
など、上位資格へのステップアップにも繋がります。
中には簿記3級がないと勉強が困難な資格だってあります。
これらの資格のスタートダッシュにもなれる簿記3級は決してムダにはなりません。
経理や会計の苦手意識がなくなる
簿記を学んでいない方は、どうしても会計用語に対する苦手意識が出てしまいます。
- 経費で~
- 節税を~
- 決算に~
こういった用語。なんとなく分かるようで分からない。という方は多いはず。
私は最初、言葉を聞いただけで拒否反応がでてました。
しかし簿記を学んでいくうちに、会計用語への苦手意識がなくなっていきます。
むしろ「今まで聞いた用語」と「簿記の知識」がつながって世界がわかったつもりになるほどです(大袈裟に言うと)
自然と経理部員とも会話できるようになり、職種関係なく「キミわかってるね」と信頼にもつながります。
生きていく上で避けては通れない用語の苦手意識は、簿記3級をとれば意外と解消されたりするものです。
経理に関しては、別サイト『経理屋さん』で詳しく解説しています。
経理の仕事内容や経理への転職方法について知りたい方は、ぜひご覧ください。
数字に強くなる
簿記を学べば自然と数字に強くなります。
私は元々数学が大の苦手で、無意識に数字を見るだけで頭が真っ白になるほどでした。
簿記というと「数字」というイメージが強いですが、使うのは+- × ÷だけ。
しかも全部電卓で解いてOKです。
得意不得意関係なく数字に触れ合えるので、自然と数字にも強くなれました。
数学や数字に苦手意識がある方にこそ、簿記3級はおすすめです。
「数学が苦手→簿記がムリ」ってのは「国語(日本語)が苦手→日本史がムリ」といっているのと同じ感じだよ
家計管理の精度が上がる
簿記3級を学べば、家計管理に活かすことも可能です。
- 土地は資産になるけど価値は下がっていくよね
- ローンは負債だよね
- 収入、支出のバランスはどうなっているかな
このような考えが自然とできるようになります。
「財布の現金」「銀行の残高」が増えていても、トータルで見たら負債(ローンや奨学金返済など)の方が大きい。のように「知らないうちに貧しくなってた」といったことが防げます。
自分の家計について理解できれば、いくらでも対策は可能です。
簿記3級はお金のしくみを理解する上で必修科目とも言っていいでしょう。
仕組みを知らないと対策もできないからね
資産運用に役立つ
簿記3級は資産運用にも役立ちます。
- 株式投資
-
簿記がわかると財務諸表を読めます。
伸びそうな企業などが判断できれば、投資も比較的上手に進められます。
- 不動産投資
-
不動産投資は大きなお金を扱うため、知識が必要です。
「固定資産税」「減価償却」「銀行融資」など、簿記の知識ありきで投資が進められるといっても過言ではありません。
国も「これからは貯金だけでなく、資産運用を!」といっているので、他人事ではありません。
生活を豊かにする手段としても、簿記3級は役立ちます。
副業や事業に役立つ
副業や事業をする方にとっても、簿記3級は役立ちます。
例えば
- 青色申告に役立つ
- 売上や利益の計算が楽にできる
- 経費の種類を正確に把握できる
- 節税につながる(無駄に税金を払わなくて済む)
など、知識があるだけで無駄な税金を払うことなく上手く事業が組み立てられます。
最近は副業を始める方も増えており、国も「副業を推奨します!」といっているほどです。
稼いでいく上で、簿記という知識はもはや必要不可欠といっていいでしょう。
ボクの事業仲間は簿記を学んでなくて、会計ソフトの入力にすごく苦労していたよ
これらが
- 勉強時間:約100時間
- 学習費用:約1万円
で身につけられるのは正直言ってコスパ最強すぎです。
もし「これから勉強しようと思ってる方」や「勉強中だけど苦戦している方」がいれば、ぜひ私が90点以上で合格できた勉強法を参考にしてみてください。
簿記3級を取得する場合のデメリット2つ
逆に「簿記3級を取得するデメリットはあるの?」と聞かれそうなので、一応紹介しておきます。
時間がかかる
簿記3級を取得するには、100~150時間程度の勉強時間が必要です。
他の資格と比べてみると若干勉強時間が必要であることがわかります。
資格 | 勉強時間 |
---|---|
簿記3級 | 100~150時間 |
ITパスポート | 100時間 |
FP3級 | 30~120時間 |
MOS | 40~80時間 |
危険物取扱者乙4類 | 50時間 |
秘書検定 | 20~40時間 |
他の資格なら比較的短期間で取得できますが、簿記だと若干苦労するという点は知っておいたほうが良いでしょう。
お金がかかる
資格取得にはお金がつきものです。
- 試験費用
- テキスト代
- 電卓
など、最低でも10,000円ほどの費用がかかることは頭に入れておきましょう。
ただこれだけ仕事や生活、事業に関するメリットが大きいので学習費用くらいなら余裕で回収できてしまうのが簿記の良いところでもあります。
ぜひみなさんには、多少費用がかかっても、今後のためにも学習していただればと思ってます。
簿記3級を活かす上で大切なこと
「簿記3級取ったけど役に立ってない」という方は、活かしきれていない可能性あります。
簿記3級を活かすも殺すも本人次第。ということです。
ということで、簿記3級の活用法を2点紹介します。
簿記が活かせる点はないか意識してみる
「資格を取ったら終了~」ではなく、得た知識をどのように活かすかが重要です。
おすすめは、日常で簿記が活かせないか考えてみること。
例えば
- 企業分析をしてみる
- 日常の家計管理に活かしてみる
- 節税の為、青色申告をしてみる
- 合格をばねに、さらに上位の資格を目指してみる
など、簿記3級が活かせないか一度考えてみてください。
思い当たらなければ「簿記3級のメリット9つ⇧」でたくさん紹介しているので、最後意識した上で最後ご覧になってください。
学生も社会人も、お金と関与しない人生はあり得ません。
お金の動くところに簿記の考えは役立ちます。
是非、取得した資格の必要性を見出し、上手に活かしてみてください。
必ずどこかに活かせる部分はあるはずだよ
簿記の本質を理解する
簿記3級を活かす上で「簿記の本質を理解する」ことは重要です。
でも、簿記3級を暗記だけで合格してしまう人が多いのも事実。
これでは「ただ簿記3級を取得しただけの人」になってしまいます。
簿記の本質が理解できていなだけで
- 仕組みがわからず、学習内容が結びつかない
- 実務に活かせない
- 簿記2級、1級で苦労する
- 簿記の面白さに気づけない
など、多くの弊害がでてしまいます。
僕の友人は2週間で3級に合格したけど、経理実務で活かせなくて苦労してたよ
何のために簿記を勉強するのか。を再度考えたうえで、資格取得を目指すのが大切です。
簿記の本質を理解することは、後に必ず役立ちますよ。
簿記の本質を理解するためには「正しい勉強法」が必要です。
「簿記3級の勉強方法」の記事で
- 現代にピッタリ
- 多くの方が高得点合格
- 高額な受講費用は一切不要
な勉強法を紹介しています。
簿記の取得を考えている方は、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ:簿記3級は取る意味あります
「簿記3級はとる意味ない」といった声もありますが、十分に価値のある資格です。
メリットをしっかり理解し活用できれば、3級でも無限の可能性を秘めています。
これだけのメリットを約100時間の勉強で習得できるのは、ハッキリ言ってコスパ最強です。
どの資格にも言えることですが「何が身についたか」「どう活かすか」が重要です。
自分の行動を無駄にせず、最大限活用していただければと思います。
ぜひ目的を持って楽しく簿記3級を目指してみてください。
経理に関しては、別サイト『経理屋さん』で詳しく解説しています。
経理の仕事内容や経理への転職方法について知りたい方は、ぜひご覧ください。
コメント