


経理の勉強はしたい!
でも何からやれば良いか分からないよ…。
経理の勉強をすべきだと分かっていても、具体的に何からやれば良いか悩みますよね。
私も経理に転職したての頃は、どうすべきか全く分かりませんでした。
しかし、経理の仕事内容は年々変わるので、勉強をしないと置いて行かれます…。
本記事では、現役経理部員の私が
と、タイプ別に勉強すべき内容を解説します。
どの時期も経験した私だからこそ、伝えられる内容が盛りだくさん。
本記事を読めば、自分が今何をすべきか明快になってスッキリできますよ。
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3社からいただいた経理の内定通知メールです。
こんな私でも、未経験の経理転職に成功しています。
大事なのは過去ではなく「これからどんな行動をしていくか」だと思ってます。
数年後「あのとき頑張ってよかった!」と思えるよう、今苦労している方もぜひ一緒に頑張っていきましょう。
最初に注意点をお伝えします。
経理の勉強をがむしゃらにするのはNGです。
初心者はとりあえず経理に関係がありそうな、
などを、片っ端から勉強しがち。
これは「経理に繋がりそうだ」という先入観だけで動いている状態なのでNGです。
大事なのは「なんのために勉強するか」。
ココを理解したうえで勉強しないと、
という残念な結果になってしまいます。
だから、本記事の内容を参考に、ホントに必要な勉強から始めていきましょう。
資格がたくさんありすぎて
どれが自分にマッチするか分からないよー!
安心してください。
タイプ別に今やるべき経理の勉強を紹介します。
3つのタイプに分けて紹介するので、自分に合う部分をご覧くださいね。
アナタが現在、
という初心者の経理部員であれば、以下2つの勉強がおすすめです。
「経理=簿記」と言えるほど、簿記の関連性は高いです。
特に簿記2級は、実務との結びつきがあるので
と、相乗効果を生みます。
他の会計資格は取らず「とりあえず簿記2級を取ればOK」というほど優先度の高い資格です。
簿記に関しては、別サイト『簿記屋さん』で詳しく解説しています。
簿記の詳細や学習法について徹底解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
入社当時はとにかくExcelを使います。
とくに最初は、会計知識より必要かもしれないレベルです。
だからこそ、最低限
などは覚えておくと良いです。
また、マクロまで覚えることで、会社で重宝されるようになりますよ。
ちなみに、MOSなどの資格でExcelは学べますが、取得する必要はありません。
MOSは「未経験者⇩」が転職する際の証明に役立つ資格だからです。
すでに経理経験が積めるあなたの場合、資格よりも本やYouTubeで勉強したほうが効率は良くなります。
YouTubeであれば「金子さん」という方の操作方法が分かりやすいですよ。
アナタが現在、
という場合は、以下2つの資格がおすすめです。
とにかく経理でキャリアアップしたいなら簿記1級一択です。
キャリアアップで簿記1級に勝る資格はありません。
簿記1級は業務の幅が広がるだけでなく、転職にも非常に有利です。
ちなみに簿記1級があるだけで、転職エージェントから積極的に求人紹介を受けるケースがあります。
少し難易度は高いですが、ぜひ目指してみてください。
ちなみに転職エージェントに関しては、
に分けて紹介しています。
よければ参考にしてね!
外資など、グローバルに活躍したい方は「米国公認会計士(U.S.CPA)」がオススメです。
米国公認会計士(USCPA)は、難易度の高い資格ですが、希少性が高いので重宝されます。
具体的な試験内容は、
と多岐に渡るため、難関です。
自分の目的とマッチする場合は、挑戦してみてくださいね。
アナタが現在、
という場合であれば、以下2つを勉強しましょう。
ちなみに、両方とも必須レベルの資格です。
未経験の場合、まずは簿記3級の取得を目指しましょう。
簿記の勉強をすれば、経理の適性があるかが分かります。
簿記はとにかくクセが強い資格です。
難しいと感じても、少しでも「楽しい」と感じられるなら、適性があると判断できます。
その後はぜひ、簿記2級にもチャレンジしてください。
2級まで取れれば、求人の幅が一気に広がりますよ。
むしろ2級まで保持していないと、転職ができないレベルなので、ぜひ目指してみてくださいね。
簿記に関しては、別サイト『簿記屋さん』で詳しく解説しています。
簿記の詳細や学習法について徹底解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
経理未経験の方は、Excelスキルを証明するためにMOSが必要です。
MOSとは
Microsoft Office Specialistの略
WordやExcelなど、オフィスのスキルを証明する国際資格のこと。
それぞれ個別に取得できます。
MOSを取得していれば、ひと目でExcelスキルがあると伝わります。
ちなみに経理経験者の場合は、言葉一つでExcelスキルを証明できますが…。
未経験者の場合、いまいち信憑性がないため、MOSという資格で証明しようということです。
経理でよく使うExcelスキルがあると、
など、様々な部分で役立ちます。
しかもMOSは、初心者でも約80時間で取得できる比較的カンタンな資格。
簿記が重要視されがちですが、意外とMOSも大切ですよ。
「Excelのスペシャリスト」になって、自分の市場価値をアピールできるよう、ぜひ挑戦してみてくださいね。
MOSはExcel/Word/PowerPoint/Access/Outlookなど様々な種類の試験がありますが、経理の場合はExcelのみ取得すればOKです。
Wordなども無駄にはなりませんが、そこに試験時間を割くなら、簿記学習や転職活動にあてたほうが無難です。
レベル | 試験名 | Excelバージョン |
---|---|---|
一般レベル | スペシャリスト2013 | Excel2013 |
スペシャリスト2016 | Excel2016 | |
アソシエイト2019 | Excel2019 | |
上級レベル | エキスパート2013 | Excel2013 |
エキスパート2016 | Excel2016 | |
エキスパート2019 | Excel2019 |
MOSは一般レベルであるアソシエイト(旧スペシャリスト)を受講すれば十分です。
Excelのバージョンが違うだけなので、一般レベルであればどれを受験しても大丈夫。
迷ったら最新のアソシエイト(旧スペシャリスト)2019を受講してください。
MOSは「テキストを購入→テキストの指示通りに学習していく」で十分学習可能です。
以下に「MOS公式サイト」でも紹介されているテキストを載せておきます(私も利用しました)
スペシャリスト2016を受講する方
アソシエイト2019を受講する方
※購入するなら、送料のかからないAmazonがおすすめです。
これ1冊で満点取れるよう構成されており、本番試験と同形式の模擬問題CDも付属されています。
PCにCDを取り込めない方は、外付けCDドライブを購入しておきましょう。
CDが使えることで、テキストのメリットを100%発揮できますよ。
一番コスパの良い&Windows/Macも利用できる外付けCDドライブ紹介しておきますね。
試験の申込みは「MOS公式サイト」から行えます。
全国一斉試験と随時試験の2通りの試験方法があるため、基本いつでも受験可能です。
資格が重要なのは分かったけど
とりあえず何をすれば良いの?
経理の勉強に迷ったら、まずは簿記を学べばOKです。
簿記の勉強は、
とメリットが多いので、どんなタイプの方にも役立ちます。
経理のスキルを上げたい方には、うってつけの資格ですよ。
簿記に関しては、別サイト『簿記屋さん』で詳しく解説しています。
簿記の詳細や学習法について徹底解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
経理の勉強は、今いるフェーズによって最適解が違います。
自分のポジションをしっかり把握して、今やるべきことが明確になったら行動に移しましょう。
行動できて初めて、勉強した成果が報われます。
最初は小さな1歩でも構いませんので、ぜひ実践レベルまで落とし込んでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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よければ他の記事も参考にし、楽しい経理ライフを送るための判断材料にしてください。
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