
経理の面接ってどんなこと聞かれるの?
面接に受かる方法があれば知りたいな
経理面接の質問は、ある程度固定されており「予測」「対策」がしやすいです。
本記事では
- ネットやSNSでの感想
- 相談者さんからの情報提供
- 実際に5社以上の経理面接を受けたわたしの経験
をもとに「経理面接でよく聞かれる質問」を余すことなく紹介していきます。
答え方のコツについても解説していくので、安心してください。
これを最後まで読めば、面接での不安が和らぎ、通過率を一気に上げることができますよ。
- 未経験で経理の内定を2社獲得
- 相談者の多くが未経験で経理転職に成功
- 実際に5社以上の経理面接の経験あり

エージェント | 特徴 | 公式サイト |
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経理の面接でよく聞かれる質問6選

経理の面接でほぼ確実に聞かれる質問を6つ紹介します。
自己紹介

まずは自己紹介をお願いします。
軽く見られがちですが、自己紹介にはあなたの第一印象を決める大事な役割があります。
面接官は
- 自分のことを話す準備ができているか
- 社会人としての基礎スキルは身についているか
をチェックしています。
ここで特に詳しい自己PRを行う必要はありません。
あくまで「私はこういう人です。」と1~2分程度で伝え、採用担当者にできるだけ良い印象を持ってもらうのが狙いです。
話の流れは以下の通り。
自己紹介の流れ | 話す内容 |
---|---|
冒頭 | 〇〇と申します。本日は面接のお時間をいただきありがとうございます。 |
職務経歴-過去 | 今まで〇〇という経験をしてきました。 |
職務経歴-現在 | 今やりたいことは△△で、御社ではそれが実現できます。 |
職務経歴-未来 | 経験を活かし、将来はこうなっていたいです。 |
結び | 本日はよろしくお願いします。以上です。 |
注意点として
- 長々と話しすぎない
- 元気にはっきりと話す
- 最後は「以上です」と締めくくる(面接官に「もう終わりかな?」と考える時間を与えない)
この辺が意識できてればOKです。

緊張しても良いように、自己紹介は練習しておこう
前職での経験

前職での経験を教えてください
採用担当はあなたが「どんな活躍をしたか」ではなく「ウチの経理で活かせる経験はあるかな?」という意図で質問しています。
それを踏まえた上で
- 経理の業務内容(難易度高めの経験があればそれを)
- 業務改善の事例
- 効率化の事例
など、その企業で活かせそうな経験を話していくのが効果的です。
未経験なら「経理に関連する業務経験」を多めに伝えましょう。
- 数字を扱った業務
- PCを使った業務
- 効率化した業務
なんでも良いので「前職の経験が経理に活かせます!」とアピールしていくのがポイント。
前職と応募企業の業界が同じであれば、その経験を話すのもアリです。
間違っても「営業でこれだけ成績を上げて…!」と、経理と無関係な内容を語りすぎないよう注意してくださいね。
すべて細かく答えられなくてもOK。
フックさえあれば「○○の経験については…」と深掘りしてくれますよ。
「自分が経理の採用担当なら、どんな人材がほしいか」など、相手視点になって考えるのがコツです。
前職の退職理由
前職の仕事内容とセットで、退職理由も聞かれます。
退職の原因としては
- 人間関係
- 労働環境
- 待遇(給与、昇給など)
- スキルアップ
が多く挙げられます。
しかしネガティブな転職理由は、入社後の定着や活躍がイメージしづらくなります。
また「愚痴ばかりで解決策を講じない人」という印象を与えかねません。
それを防ぐためにも、転職理由をネガティブ→ポジティブに変換することが大切です。
- 給与が低い
- 営業成績を残しているが、年功序列の為、頑張りが給与に反映されない。
積み重ねてきた経験やスキルを活かし、公正な評価制度のある会社で高いモチベーションを保ちつつ貢献していきたい。
- 仕事が合わない
- 仕事の一環で〇〇をする機会があり、自分には〇〇な能力があることに気付いた。
自身に合った仕事のスキルをより一層伸ばしていきたい
- 残業が多い
- 家族に負担をかけていたため、仕事と家庭のバランスを取れる仕事がしたい
これだけでかなり印象は変わります。

ただ、譲れない所は正直に言おう。あなたと同じ転職理由が、次の会社でも起きてたら本末転倒だからね。
仕事上の失敗談

今までの仕事で大きな失敗をした経験はありますか?
経理の面接ではこういった質問が多い傾向にあります。
ここで「いいえ!一度も失敗したことはありません!私は完璧です!」なんて答えるのは絶対にNG。
なにか小さなことでも良いので失敗談をひねり出してください。
この質問は
- ウチでミスしたときに適切な対処はできるかな?
- 再発防止のために工夫できるかな?
という意図があります。
人間はミスをしてしまう生き物です。
ならそのミスをどう処理していくか?が経理に求められる最重要ポイントです。
【例】「小さな入力ミスを放置していたら大きな問題へとつながった。同じミスを繰り返さないため、ダブルチェックなどの対策を行いミスを防ぐことに徹底している」
志望動機

あなたの志望動機を教えて下さい。
志望動機はよくあるテンプレートのコピーでは面接官の心には刺さりません。
他の方と差をつけるコツは、以下の通り。
- 企業HPの「求める人材」にマッチした志望動機を作成する
- 客観性をもって伝える(自分が企業の採用担当者ならどんな人材が欲しいか)
- その企業にしかないポイントを一つ以上挙げる
ありきたりではなく「あなた」と「その会社」だからこそ生まれる、オリジナルの志望動機を伝えましょう。

経理は経験やスキルを重視しているから、志望動機を聞いてこない企業もあるけど、君の熱意を伝えるためにもしっかり準備しておこう
入社後のキャリアプラン

入社後のキャリアプランはどう考えていますか?
今後経理でどうステップアップしていきたいか。
この質問には「この会社で長く働いてくれるか?」といった意図が含まれています。
間違っても
- 経理の専門性を高めていきたい
- 色んな経理業務を経験したい
など、経理の目線で答えるのはNGです。
もちろん理由としては全然OKなのですが…
これでは「ウチの会社で経験積んですぐやめられそう」とマイナスに捉えられる可能性があります。
であれば
- 社内でどんなキャリアを築いていきたいか
- 会社にどのように貢献していきたいか
など応募企業でどうステップアップしていきたいかに焦点をあてるのが最適です。
意外とココは、落とし穴になるので気をつけてください。

ここだけは本音じゃなく建前で答えて大丈夫だよ
未経験の経理面接で実際に聞かれた質問

私は未経験の経理転職で、数多くの面接を受けてきました。
その中で実際によく聞かれた質問を紹介していきます。
基本的な質問は「経理面接でよく聞かれる質問6選⇧」のとおりです。
ただ、経理未経験だからこそ聞かれる質問もあるので、そちらを紹介していきます。
経理職を志望する理由

なぜ経理を志望しようと思ったのですか?
経理職を志望する理由。これは100%の確率で聞かれました。
経理は向き不向きが激しく、入社後も「やっぱ合わなかった」とやめる方がいるからです。
だからこそ経理にこだわる理由に芯を通す必要があります。
間違っても
- 事務仕事がしたかった
- 簿記が面白かった
といった、薄い回答をしてはいけません。
さらに深堀りして考えましょう。
考え方としては
- 他の事務仕事ではダメか?
- 経理にこだわる理由は?
- 経理でどんなことがしたい?
- それが叶わない時は?
など、どこを突っ込まれても良いよう準備して面接に挑んでください。
コツは「いかに現在の仕事内容と経理業務を結びつけるか」です。
【例】
営業職 →販売している商品の利益が知りたくなり、数字に興味が出た
製造職 →自分が製造している原価や利益が気になり始めた
私の場合→総務のアシスタント業務をした際に、会社全体を数字で把握できることの良さに気づいた
もちろんこれだけでは足りません。
このような「きっかけを起点とし、幅を広げていく。」ここがポイントです。
具体的なストーリーを描くことで、ライバルとの差を付けられますよ。

ここで採用担当の不安を埋めてあげよう
パソコンスキルの有無

パソコンは得意ですか?どのくらい扱えますか?
経理において必須とされるパソコンスキル。
未経験の場合「この人ほんとにパソコン使える?」というところから説明しなければいけません。
アピールポイントとしては
- キーボード操作(ブラインドタッチ)
- Excel(ピボットテーブル、VLOOKUP、マクロなど)
- データベース管理システム
- Web制作
など、誰が聞いても「パソコンできそうだな」と思わせるようなスキルを伝えるのが大切です。
特にこれからの時代では「経理×IT」と言われるほどITスキルは重宝されます。
「プログラミング」や「業務の効率化実績」があるのであれば、積極的にアピールしていきましょう。

MOSなどの資格を取っておけば、一発でパソコンスキルがアピールできるからおすすめ
総務や事務作業も可能か

ウチは経理以外に、総務事務系の仕事も少しはあるけど大丈夫?
中小企業の経理は「総務」や「事務作業」を同時に行う可能性があります。
「経理しか好かん!」という人のミスマッチを防ぐため、聞かれることが多いです。
もし了承できるなら「はい。」と答えればOK。
加えて「前職の事務作業もわたしには合っていて…」などが伝えられると、採用担当も安心します。
私の会社でも同じ質問を受けましたが、実際7~8割が経理業務でした。
よっぽどのことが無い限り了承すれば大丈夫だと思いますよ。

経理実務オンリーの会社に務めるには大手企業くらいしか道がないよ。
でも未経験には難しいから、多少の総務事務業務は受け入れるしか無いかも。。
仕事してて嫌だったこと

今まで仕事してて、嫌と感じた部分はある?
これは「入社した後に、嫌な部分が重なってやめないか?」と、ミスマッチを防ぐために確認される大事な質問です。
ここで「特にありません」と答えるのは、信憑性にかけるのでNG。
嫌だと思ったことを正直に回答すればOKです。
それを踏まえた上で「どう乗り越えてきたか」まで回答できると完璧です。
【例】残業が多く、家族との時間が取れないのが悩みでした。残業時間を少しでも減らすために、業務の効率化などを図るなどして、少しでも家族との時間が取れるよう工夫していました。

正直に答えて落とされてしまっても大丈夫。入社後に苦労することを考えればむしろプラスだよ。
おすすめの面接対策

面接は「練習なし」「ぶっつけ本番」で乗り切れる天才はほんの一握りです。
本番に弱い方は練習していく必要があります。
その練習方法は以下2つ

僕はこれを実践してから、自分に自身がついて通過率も大幅アップしたよ
自己練習をする
一つ目は自己練習。
ありきたりですが、効果のある練習をすることが大切です。
まずはとにかく独り言で自問自答。
お風呂やトイレ、休憩中などの空き時間に、自分で質問を想定し声に出して答えましょう。
そうすることで、自然と頭の中の情報を言語化しやすくなります。
慣れてきたらスマホや鏡の前で実際に自分の姿を確認しながら練習します。
客観視することで「意外と自分姿勢悪いな~」「ハキハキ話せてないな~」など、気付きも多く改善につなげられますよ。
ちなみに「声に出して回答する」ことが非常に重要。
実際の面接に近い形で練習することを心掛けましょう。

声が出せない場所は、心の中で答えても大丈夫だよ
転職エージェントの模擬面接を利用する
次は転職エージェントの模擬面接。
その道のプロがあなたとマンツーマンで面接練習してくれます。
模擬面接は
- 実際の面接の雰囲気を味わえる
- 面接のフィードバックをしてもらえる
- 企業に合わせた面接もしてくれる(場合による)
といったメリットが受けられます。
しかも転職エージェントなら無料かつ数分の登録で、面接対策の準備が進みます。
ノーリスクで受けられるのが転職エージェントの魅力でもあるので、これを使わない手はありません。
自分一人では気づけない癖なんかもアドバイスしてくれるのでタメになります。
少しでも「面接が不安」という方は、利用してみてください。
ちなみに経理志望の方は、経理特化の転職エージェントがオススメです。
以下に人気の経理に強いエージェントを紹介しておきますね。
業界No1の経理求人を持つ(経理未経験〜実務経験4年くらいまでの方にオススメ)
>>MS-Japan
顧客満足度4年連続1位(5年以上経理経験がある方にオススメ)
>>JACリクルートメント
経理面接を受ける上での注意点


面接対策はバッチリだけど、本番はやっぱり不安だな
ということで、面接対策ではあまり教えてくれない注意点を2つ紹介しておきます。
複数の面接を受けた私の経験をもとに解説していくので、是非参考にしてください。
暗記はせず要点を抑えておく
面接の受け答えに関する暗記はNGです。
暗記してしまうと
- 想定外の質問に困る
- 棒読みになる
- 緊張して言葉が詰まる
など、たくさんの弊害がでてきます。
なるべく会話形式で、面接官と言葉のキャッチボールをする感覚で挑みましょう。
要点を抑えることで色んな質問にも対応でき、あなたの熱意も伝わりやすくなります。

それができるのは話すの得意な人だけでしょ!
安心してください。
面接では「受け答えがスムーズでスラスラ話せること」よりも「一生懸命考えながら熱意を持って想いを伝えること」の方が重視されます。
自分はこの会社に入社したいんだ!という気持ちを出すためにも、暗記ではなく要点を抑えたうえで面接に挑むことが大切です。

情報の引き出しをたくさん作っておくといいよ
自分に自信を持つ
面接が不安な方も、自分に自信を持ってください。
書類選考に通っているということは、あなたの経歴やスキルはほぼ認められています。
ここでくよくよする必要は一切ありません。
面接官の気持ちになってみてください。
常に不安そうな人を採用したいと思いますか?
NO!と思った方は是非自信をもって挑んでみて下さい。
私が面接前、知人に背中を押された言葉を皆さんにも共有します⇩
「俺を採用したらこんなにメリットあるんに。落とすとか見る目なさすぎやろ笑」くらいの気持ちで受けや(関西弁)
元々自信がない私には、刺激ある良い言葉でした。
まとめ:経理面接の質問内容は把握して準備しておこう!
経理の面接対策について紹介してきました。
面接では
- 質問内容を想定
- 自分の経験、考えを整理
- 面接に慣れる対策
などが大切になってきます。
準備せずに挑んで話せる人は、一部の天才のみ。
少しでも不安な方は必ず準備をしておきましょう(暗記はNG)
本番時に自身の思いが伝えられるよう工夫すれば完璧。
実際、転職面接は新卒面接に比べると雑談感覚で進む場合も多いですからね。
あまり気をはらず、自身を持って面接に挑んでみてください。

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